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イースター島で起きた環境問題と末路

5 Oct 2021

こんにちは!株式会社ベジタリアンブッチャージャパンの広報担当部です。
今回も表題について記事にさせて頂きます。 

イースター島で起きた環境問題と末路

森林伐採や砂漠化など環境問題は各地で起きており、早急な対応が求められています。ですが「環境問題をそのままにしておくとどうなるのか」と。考えたことはありませんか。

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環境問題が解決できなかった時にどういったことが起こるのかを知りたいときは、イースター島の事例を知ることがおすすめです。イースター島は環境問題によって取り返しのつかない事態が発生しました。今回はイースター島で起きたことをお話しします。

【イースターとってどんな島?】
まずはイースター島についてみていきましょう。イースター島はチリの首都であるサンティアゴから西へ3,700kmほど離れたところにある島です。島の面積は180平方kmぐらいで、日本でいうならば北海道の利尻島と同じぐらいの大きさとなります。

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島自体は亜熱帯気候にあるため温暖な気候をしていますすが、年間降雨量は1,250mmで意外と少ないです。(日本の年間降水量は1,690 mm)気候的に乾燥しており植物が育ちにくかったりします。

【森林伐採による環境破壊】
イースター島ではどのような環境破壊が起きたのでしょうか。それが森林伐採による環境破壊。現在のイースター島には樹木が全くと言っていいほどありません。ですが昔はヤシの木をはじめ多くの樹木がありました。

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イースター島にいた住民たちは、そうした樹木をカヌーやいかだをつくるため、モアイ像の運搬や設置するために、たくさん消費しました。樹木の再生量が消費量より多ければ問題ないのですが、イースター島は気候的に乾燥しています。そのため樹木が育ちにくい環境となっており、再生量が追い付かずにどんどん樹木が消費され、最終的にはなくなりました。

【森林がなくなり、農業や漁業が不振になった】
森林がなくなったことによりイースター島は深刻な問題を抱えるようになりました。

問題の1つが農業の不振です。イースター島ではタロイモ、サトウキビなどを生産していましたが、森林がなくなったことにより農場そのものが深刻な土壌侵食を受けてしまい、農作物が十分に作れなくなりました。

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樹木は大地に根を張ることで土壌そのものをつなぎとめる鎖のような役割を果たします。そのため樹木がなくなると土壌が弱くなり、雨が降ったりすると土壌そのものが流れるようになりました。

2つ目の問題は漁業の不振。イースター島は四方が海に面しているため漁業もおこなわれていました。ですが島の森林をすべて失ってしまったことで漁業も不振になりました。

漁業が不振になった原因も土壌侵食です。土をつなぎとめる森林がなくなったことにより、土壌が島から海へ流れ出るようになりました。海底にはサンゴ礁など魚たちの住みかとなっています。土壌侵食によって島から大量の土が流れ出るようになると、魚の住みかであるサンゴ礁が埋没、結果として住処を失った魚たちがほかの場所へ移住してしまい、漁業も不振になりました。

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【環境問題による食料不足と争い】
森林がなくなり農業と漁業が不振になったことにより、食料の生産量が激減しました。この時に起きたのが争いです。わずかな食料をめぐってイースター島の人々は争うようになりました。

争いは長年続き、多くの人々がなくなったことにより、食料の消費量が大幅に少なくなったことで争いは終結しました。ですがその犠牲は大きく、モアイ像を作る技法など様々なものが失われています。

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☆まとめ☆
イースター島の環境破壊はヨーロッパ人ではなく先住民の手によって行われました。環境を破壊した結果、人々は長きにわたって食料をめぐって争ってきました。

イースター島で起きた出来事は環境問題の行きつく先という教訓になります。

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