企業がSDGsを実現するときに検討してほしいこと
企業がSDGsを実現するときに検討してほしいこと
こんにちは!株式会社ベジタリアンブッチャージャパンの広報担当部です。今回も表題について記事にさせて頂きます。
日本をはじめ、世界にある様々な企業がSDGsの取り組みを行うようになりました。そうしたことから今はSDGsの活動はしていないけれど、SDGsの活動をするための検討をしている企業も増えています。検討することはよいことですが、検討と一緒に考えてほしいところもあります。SDGsをおこなうときはどういったことも考える必要があるのでしょうか。
【SDGsはボランティア活動ではない】
SDGsに対して、「SDGsは環境問題の解消や貧困問題の解消などをすることだから社員にボランティア活動をさせればよい」と思っている方は意外と多いです。「SDGs=ボランティア活動」と誤解されやすいですが、SDGsはそうしたボランティア活動ではありませんので気を付けてください。
企業が普段から行っている活動の中で、貧困問題や健康問題などを解決するのがSDGsです。たとえば自社が自動車などの製品を製造している場合は、使用している素材の一部を環境にやさしい素材にすることなどが挙げられます。(プラスチックの部品を生分解性プラスチックに変更するなど。)
もちろんボランティア活動をするのは、悪いことではありません。ですが本業とは別にボランティア活動を社員にやらせることは疲労の面でもよいこととは言えず、下手をすればブラック企業に認定されてしまう恐れもあります。
あくまでもSDGsとは自社の活動を土台にして行うものなので気を付けてください。
【SDGsをおこなう関係企業についても念頭に入れる】
SDGsは自社の活動に対して取り入れるものですが、場合によっては自社とかかわりのある企業に対しても行う必要がありますので気を付けてください。
自社製品の部品などを子会社や提携会社など他社に対して依頼している場合があげられます。もしも部品を製造している他社で貧困問題を作り出すような活動をしていたり、環境を悪化させるような製造方法で行っていたりする場合は、SDGsのために是正をしていく必要があります。
子会社ならば是正は簡単におこなえるかもしれませんが、対等な立場で関わっている提携会社の場合は、簡単に是正はおこなえないでしょう。もちろん企業活動を持続させることが何よりも大切であり、SDGsのために提携を解消するというのは元も子もありません。
SDGsをおこなう場合は、自社の活動を見直すだけでなく、提携している会社や子会社の活動もできる範囲でチェックしたり改善したりする必要があります。
【社内の合意がSDGsに必要】
SDGsをするときは社内で合意を取ることも求められますので気を付けてください。SDGsは環境や貧困、食料などの問題を解決するため、企業に変化を求めます。
人もそうですが企業もまた変化に対しては抵抗があり、実際に変化をするときは関係者に話して合意を取らなければいけません。
SDGsの活動をするときも同じで、自社内の活動を変化させる場合は変化の家協を受ける関係者に対して理由を話して、合意を取る必要があります。合意はすぐに了承を得られるケースがある一方でなかなか了承が得られないケースもあります。
場合によってはSDGsをするのにかなりの時間を要するケースもありますので気を付けてください。
☆★まとめ★☆
SDGsの活動は環境や貧困などの問題を解決するための活動であり、活動できれば企業の評判を上げられます。ですが実際におこなうためには関係者の合意が必要であったり、関連会社にも働きがけを要したりなど大変な面もあります。さらに適切なSDGsの活動が何なのかの定義もする必要がありますので、実際におこなうときはそうした点に注意して行うようにしてください。