こんにちは！株式会社ベジタリアンブッチャージャパンの広報担当部です。
今回も表題について記事にさせて頂きます。

SDGsとは？

あなたは今、どんな課題を抱えていますか。仕事のこと家庭のこと、様々な課題を抱えているかと思います。そうした課題を抱えているのはあなただけではありません。認識しずらいですが、国家や世界全体でも課題を抱えています。今回紹介する「SDGs〈エスディージーズ〉」は世界全体の課題にフォーカスを当てたものです。どういった内容を含んでいるのかなどをこれから見ていきましょう。

【17の開発目標】
SDGsにおいて中核となるのが「17の開発目標」です。各国が協力しつつ解決していく事柄が明記されており、具体的には「貧困をなくす」「安全な水とトイレを世界中に」「平和と公正をすべての人に」などがあります。

全体的にみると貧困や飢餓、健康や教育が目標になっているといってよいでしょう。少し意外に感じるのは水に関することかもしれません。日本では水源が多いので水に関する問題はあまり発生しませんが、海外の場合は水資源がともしい地域も多く、衛生の観点からもよくない水を飲まなければいけないこともあるため、SDGsでも水のことが目標として記載されています。

【169のターゲット（達成基準）】
SDGsの中核は17の開発目標です。ですが目標とは言葉を簡素化している面があり、具体的に何をすればいいのかはあいまいにな記述になっています。そのためSDGsは17の開発目標のほかに169のターゲットが設定されています。

169もあるためすべてを紹介するわけにはいきませんので、一部だけ見てみましょう。
「2030年までに、飢餓を撲滅し、すべての人々、特に貧困層及び幼児を含む脆弱な立場にある人々が一年中安全かつ栄養のある食料を十分得られるようにする。」

「2030年までに、すべての人々の、安全で安価な飲料水の普遍的かつ平等なアクセスを達成する。」

「高付加価値セクターや労働集約型セクターに重点を置くことなどにより、多様化、技術向上およびイノベーションを通じた高いレベルの経済生産性を達成する。」

【SDGsの前身はMDGs】
SDGsには母体となったものがあり、それが「MDGs〈エムディージーズ〉」です。ミレニアム開発目標と呼ばれるものであり、2000年に開催された国連ミレニアム・サミットにて採択されました。

MDGsには8つの目標が定められています。具体的には「極度の貧困と飢餓の撲滅」「 幼児死亡率の削減」、「HIV／エイズ、マラリアその他疾病の蔓延防止」などです。

MDGsは2000年に制定され、2015年までに目標を達成することとしていました。SDGsが制定されたのは2015年であるため、MDGsで達成されなかった目標はSDGsに引き継がれています。逆に「HIV／エイズ、マラリアその他疾病の蔓延防止」などMDGsで達成された目標に関してはSDGsに記載されていません。

またSDGsの期間は2015年から2030年としているため、2030年になったら新しいものが制定されると思われます。

☆まとめ☆
SDGsは17の開発目標と169のターゲットで構成されています。内容としても貧困や環境問題、ジェンダー問題など世界全体で解決すべきことが明記されています。

世界全体で解決すべきことであることは共通の認識を持っていますが、各国の利害がぶつかり合う関係上、簡単には解決しません。2017年には国際連合の事務総長のアントニオ・グテーレスが「SDGsの進捗はあまりよくない」という旨の発言をしています。

それでも少しずつは進んでいますので、SDGsがどのように達成するのかは今後も観測が必要です。